文房四寶　鑑璞斎

妙筆生花(みょうひつせいか) 筆管の長さ：17.0cm
筆鋒の長さ：3.5cm
筆管の太さ：0.8cm
※ 手作りのため、サイズには若干の異同を含み置きください。

純良な山羊の毛を厳選し、「筆都」中国浙江省湖州の伝統の製法に従いながら、ベテラン筆匠が作り上げた純羊毫筆（じゅんようごうひつ）です。
厳選した上質な山羊の毛のみを用いているため耐久性があり、また微細な羊毫がまとめられた大変墨含みの良い筆になっています。中鋒筆では大きすぎるが、しかし小筆では物足りないような場面で威力を発揮することでしょう。
「妙筆生花」は「筆頭生花」あるいは「夢筆生花」とも言いますが、「五代時代の王仁裕「開元天宝遺事・夢筆頭生花」に記載されている「李白少年時夢見筆頭生花、従此才華横溢、名聞天下。」に拠ります。これは「李白は少年の頃、筆の頭に花が咲く夢を見た。この夢のとおり彼には文筆に溢れるような華やかな才能を発揮し、天下にその名をしられたのである」ということです。すなわち、その書と文章が人並みすぐれていることを言い、古来から筆の名称に用いられてきました。

蘭瑞式のふくらみのある筆とは異なり、幾分スリムに纏め上げた筆鋒は、非常に運筆しやすく転折・出鋒が容易です。中楷、條幅などに幅広くお使いいただけますが、用途に応じて1/2ないし1/3ほど下ろして御使用ください。
使い込む毎に筆の腰に粘りが加わり、飽きの来ない書き味をお楽しみいただけることと思います。

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