徽州曹素功 藝粟斎
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羅紋礬砂箋 10枚桐箱入り
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熟箋(加工紙)
136x66cm
桐箱入り
精良な羅紋箋を膠水と礬砂を含む特殊な漢方液に浸し、乾燥させてから1枚1枚手作業で磨きをかけています。原紙の羅紋は紙を漉く簀(すのこ)の漉き目が細かく、「羅(薄絹)」のように薄く、特有の漉き目模様があることからこう呼ばれています。漢方薬の色味で原紙は極々淡い黄色を呈し、さらに薄い胡粉をすり込んで磨きをかけているため、紙の表にはうっすらと銀色の光沢が表れています。
明礬(みょうばん)の水溶液を塗布する、いわゆる礬砂引きは、絵絹の上などに古代から施されてきた加工法です。生箋の滲みを抑制するためにも行われてきましたが、適切な調整は難しいものです。粗悪な原紙にいい加減な礬砂引きを施した紙が多く出回っていますが、そうした紙は墨の発色がとみに生彩を欠くものです。
「羅紋礬砂箋」は、膠と礬砂の作用でにじみが完全に抑制されています。紙の表面は研磨と胡粉のすり込みによって非常に滑らかに仕上がっており、きわめて微細な運筆の軌跡であっても、忠実に紙面に残ります。
繊細な描写を必要とする工筆画はもとより、細字、小楷、写経などに優れた効果を発揮します。また滲まない性質を利用した画の溌墨技法などを施しても、丈夫な原紙はよく墨を受け止めて破れることがないでしょう。
※濃墨を用いる場合は、生箋に用いるよりも濃い目に磨っていただくと、良い効果が現れます。濃墨が得にくい夏場などは、磨った墨をしばらく(20〜30分)置いて水分を揮発させ、墨の濃度を高めてからご使用いただくと、よりよい効果が発揮される場合があります。
定価
16,000円(内税)
販売価格
16,000円(内税)
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