紫玉光・双蛟瑞気

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重さ:およそ16g(五銭型:1/2両)
※重量は乾湿の状態で変化します。プラスマイナス5%程度の伸縮をみてください。
曹素功がその創設期から誇る第一墨(看板商品)「紫玉光」(しぎょくこう)です。清の時代の康熙帝が曹素功の墨の精良さを称えて賜った言葉が「紫玉光」です。その清朝を代表する銘墨を現代に再現しています。
煤の収率を犠牲にし、火力を絞った採煙方法でより微細な油煙を精製しています。この上質の煤に、製墨用に改良精錬を重ねた上等の膠をたっぷりと配合しています。
膠を多く含むことで、より艶の良い澄み切った墨色が発揮されます。 膠の粘性を絶つため、通常の墨の何倍も杵で打ち込んでいます。まさに「三萬杵」の名に恥じぬだけの工程を、この小さな墨にかけているのです。
また金箔や真珠の粉、各種天然香料、漢方薬など、かつての曹素功の「紫玉光」の配合にのっとり、手間隙をかけた厳格な製法の下に作り上げた銘墨です。
乾隆年間の「紫玉光」の意匠を踏襲し、また刻線を埋める泥金には純度の高い金を使用しています。藍色の顔料には天然鉱物を破砕した岩彩を使用しています。これによって長期間の保管に耐え、生彩は色褪せず、年月を経て味わいと風格が増して行くでしょう。
意匠は表に二匹の蛟(みずち)が寶珠(ほうじゅ)を争う図とし、背面には石菖の茂みから立ち上る、霊芝を象(かたど)った”瑞気”をあしらいました。いずれも福寿と健康を暗示する吉祥図案です。
”紫玉光”独特の配合は、曹素功の墨の特徴である、濃墨でもちいて紫光を呈し、淡墨にはいくぶんかの青みを感じさせる艶や良く爽やかなグレーを発揮します。
より微細な煤と精錬した上質な膠を多く配合したことで、濃墨はより艶よく、また淡墨の伸びも豊かに広がります。 また、カーボンブラックなどの工業性油煙や鉱物由来の油煙を一切使用していないため、表具を繰り返したり、制作から年数が経過しても作品の神彩は損なわれることが少ないでしょう。
外側に古雅な意匠の宋錦をあしらった特別仕様の墨箱には、ひと箱づつ題箋を貼り、題箋と蓋の内側にそれぞれ「素功」「曹氏」という印を押しています。
清朝の士大夫書画家にとっても垂涎の的であった、曹素功「紫玉光」の第二弾、弊店が自信をもってお勧めいたします。
※2008年2月〜3月の製造です。2年ほど経過しており、すぐに使える状態ですが、さらに3年ないし5年寝かせることでより硬く引き締まり、成熟した墨に仕上がって行きます。
※手作業による製造であり、また乾湿の度合いによって、重さや寸法には若干のばらつきがでることがあります。予めご了承下さい。
定価 23,000円(内税)
販売価格 23,000円(内税)
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