徽州曹素功 藝粟斎
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新老坑梅花氷紋小硯
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縦:11cm
最大横幅:8cm
厚さ:1.2cm
小ぶりながら、墨堂には数条の水線金線が走り、落潮部分には明瞭な青花と火捺が認められます。硯頭側面には天然の皮を残し、また硯背の上部にかけて微細な氷紋、魚脳砕凍が浮かび、縦ざまには雷光のごとき氷紋が走ります。
青花を呈する老坑系の硯石に特徴的な温潤さを持ち、堅牢で細密な鋒鋩を有しております。
硯頭には愛らしい、一枝の梅花の彫琢が施されております。梅花は冬の厳しい寒さに耐え、初春に百花に先駆けて咲くことから「竹・菊・蘭」とともに古来より君子の徳性を表す「四君子」に数えられます。
老坑系の硯石に特徴的な氷紋とあわせて、冬の終わりに咲く可憐な梅花が表現されています。
硯頭に小硯ながら充分な容積の墨池を有し、寫經や仮名、細字、小楷、あるいは水墨画の小品等の用途に適しております。特に優れた硯材で造られており、良い墨を使って長年使用することにより、年々風合いを増してゆくことでしょう。
販売価格
58,000円(内税)
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