兼毫筆　玉峰翠麓（ぎょくほうすいれい）

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筆鋒の長さ：2.9cm
筆管の長さ：15.8cm
筆管の太さ：0.95cm
※手作り製品のため、若干の異動は含みおきください。

江戸時代に伝来した唐筆の中には、羊毫ないし兼毫を芯とし、周囲を兎毫で巻いた筆が見られます。現在の筆の市場には、こうした構造の筆はあまり見られませんが、かつては羊毫を主体としつつも、弾性をおぎなうために兎毫や狼毫と組み合わせたさまざまな兼毫筆が工夫されていたことがうかがえます。
この「玉峰翠麓」は、一見すると羊毫筆に見えますが、厳選された羊毫と狼毫をたくみに混ぜ合わせた芯を作り、青く染めた兎毫で巻いて引き締めています。配合した狼毫は羊毫と並んで筆鋒の先端まで達し、出鋒のキレのよさに貢献しています。羊毫の柔軟さと墨含みの良さ、これに狼毫の粘りが加わり、純羊毫とは一味違った書き味を発揮します。
筆鋒の中ほどまで兎毫でおおわれていますので、根元まで筆をさばいても、筆鋒の腹の部分まで確かな手ごたえが現れます。

※ご使用に際しては、お好みに合わせて、筆鋒の1/2ないし1/3、あるいは筆の付け根までさばいてご利用ください。
定価 1,500円(内税)
販売価格 1,500円(内税)
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