徽州曹素功　藝粟斎

筆管の長さ：19.5cm
筆鋒の長さ：4.5cm
筆管の太さ：1.2cm
※手作りのため、サイズには若干の異同を含み置きください。

対聯（ついれん）などの大字の揮毫に適した、精良な純羊毫筆「清暉（せいき）」です。
20年以上寝かせた良質な山羊の毛を厳選して使用しています。筆鋒の付け根に、強い弾性をもった毛を仕込んでいるので、筆圧をくわえた運筆の際に筆の腹にしっかりとした手ごたえが伝わります。さらに微細な毛を多く使用しているため、墨含みがよく、まとまりの良い筆に仕上げられております。沈着で雄渾な筆致を求められる揮毫には、特に適した性質を持った筆であるといえます。
筆架にかけるための紐をつけました。筆管の中にさらに小さな筆管を埋め込み、紐をこていしています。民国〜1960年代までの筆に見られる作りにならっており、雅味をうしなわないよう心がけました。
「清暉」は明浄な光の輝き、光沢をいいます。その名のとおり、精良な羊毫で作られた筆は良い墨で用いることにより、その毛は銀色の光沢を帯びてゆきます。精選した竹の筆管は象牙のような古色を呈します。使い込むごとに手になじみ、味わいが増して行く様は、まさに文房の友と呼ぶにふさわしい筆といえるでしょう。

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