徽州曹素功 藝粟斎
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極品 七紫三羊
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筆管の長さ:17.1cm
筆鋒の長さ:2.2cm
筆管の太さ:0.7cm
※手作りのため、サイズには若干の異同を含み置きください。
「七紫三羊」は、文字通り「紫毫」すなわち兎毫が七割、三割が羊毫という筆を意味しますが、実際の材料比率が厳密に7:3ということではなかったようです。それでもかつては九紫一羊から一紫九羊まで、書き味が異なった多くのバリエーションがあり、使用する側の好みに応じた豊かな品種が存在していました。また七紫三羊を別名で「寫卷」と言ったという話もあり、兎毫と羊毫を使用した兼毫筆の中でも、代表的な品種であったといえるかもしれません。
この「七紫三羊」は、民国時代の「永和堂」の「七紫三羊」の筆鋒を解剖してしらべ、同じ材料、構造で作られています。実のところ、永和堂の筆には紫毫以外にも狼毫が使用されていることがわかり、この「七紫三羊」も同じように作っています。
結果的に純紫あるいは花毫や黄尖といった、芯を兎毫のみでつくったこの種の筆よりも、筆鋒が鋭いながらも幾分の柔軟性が加味されています。柔軟と言っても兎毫を使用した兼毫筆特有の筆先の復元力には確かなものがあり、繊細な筆致、速記にも耐えうる品質をもっています。
近年では省みられることの少ない兼毫筆ですが、日々の写経、あるいは小楷、行草細字、尺牘、あるいは仮名、さらには工筆画などへの応用にも優れた性能を発揮します。小回りの効く文房の利器として、お手元に置いていただければ幸いです。
定価
1,140円(内税)
販売価格
1,140円(内税)
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